FACEBOOK 2017/1/4 交響曲第1番 第3楽章を作曲していた時

2017年の抱負は、これまでやってきた事をさらに深化させること。クリミア半島のピラミッドとか、あのあたりの古代史の研究が好きなので、古代セルビアアルメニアアナトリアについて調べ、数年計画で本を執筆することをスタートさせてみたい。一方で、20世紀初頭にパリに集った作曲家達の交友関係を調べたり、音楽の構造を探求した成果を文章にしてみることにも着手したいです。数年計画で取り組んでいる交響曲の作曲も継続。この年末年始、第3楽章(5分20秒。ピアノバージョン)の作曲を完了。(1)メインテーマ(阿佐ヶ谷で直観的にひらめいた)>(2)中間部(北欧の神々のテーマと、メインテーマの変奏)>(3)メインテーマの3部構成からなる(2)中間部の最後のところが、まだ推敲足らずで若干くさい感じがしますが、一応アップロードしてみました(リンク先のページの一番下)。今後、さらなる推敲の可能性もあります。子供(女の子)や、男声合唱らしき残響がする箇所もありますが、自分で声の音信号を入力したわけではなくて、ヤマハの作曲ソフトで、ピアノの音をMIDIファイルに変換すると、このような効果が出てしまうようです。第3楽章も第1楽章と同様、オーケストレーションをするとすれば、ハープ必須ですね。全4楽章のピアノ・バージョンを作曲完了するのは、定年退職後の2018年になると思います。

この第3楽章のテーマは、バーンスタインの映画音楽「波止場」のテーマから影響を受けているようですね。きょう、自作自演の交響組曲「波止場」をCDで聞き直してみた感想です。エンディングは私の曲と「波止場」(マーラー交響曲2・3番のエンディングのような)とでは趣きが異なりますが。バーンスタインの作曲技法は、「波止場」を聞く限りは対位法を多用。鋭い和声と対位法を並列で進行させると、現代(1950年代頃)の感覚を持った曲が仕上がるという教科書のような曲です。

FACEBOOK 2017/10/10 交響曲第1番 第4楽章を作曲していた時

演奏される見込みもないのに作曲中。間近に迫った定年退職後の活動の中心にしようと考えている古代史・古代言語研究を貫徹するための頭の体操目的です。
全4楽章の最終楽章は全体で10分くらいの演奏時間にしようと考えていて、そのパート1(2分40秒)を下記サイトの一番下に載せておきました。このパートの後半はまだまだ手直しが必要です。不要な音符がある一方、必要な副声部が加えられていません。音の強弱調整、最適なテンポ設定もまだ必要です。今後何度か手直しして最終的な状態になったと思った時点でピアノ譜をアップするつもりです。

少し手直ししました。Part1の終わり方が少し華やかになったと思います。

第4楽章第2部を作りました(リンク先の一番下)。これから作る第3部の最初は第一部の繰り返し(オーケストレーションをしたら楽器構成は変わると思いますが)。その後、メインテーマを再現してのマエストーソと最後のアレグロでおしまいの予定(第4楽章全体で10分程度)。還暦を迎える1月3日頃には第4楽章のピアノ譜を完成できるでしょう。未完の第2楽章は2018年3月までには完成したいですね。小田急下北沢駅の地下化(2013年3月)直前に近辺を歩いて第一楽章を書き始める着想を得たので、下北沢の複々線化工事が完了して新ダイヤでスタートする2018年3月に、この曲も全部作り上げたいですね。

(Q) 複々線化協賛で、倍管にされるのでしょうか。

(A) 実演可能な状況になった時には検討します。コントラファゴットも加えたほうがよく、低音の厚みが出てくると思います。

Facebook 2018/2/27の記事 交響曲第1番完成 

FACEBOOKの記事を整理している一環で、この記事を「はてなBLOG」に移しました。交響曲第2番も作曲したいので、交響曲は今のところ1曲のみですが、第1番にしています。MIDI、PDFのダウンロードサイトは、2019年にGeocitiesから、さくらインターネットに移行したので、今では、

http://bernardsstar.sakura.ne.jp/symphony.htm

です。

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Facebook 2018/2/27の記事

5年かけて作曲していた曲が一応完成しました(小田急・下北沢の複々線化工事完成直前に)。全4楽章28.5分です。作曲する過程ではXWSファイルに対して薄っぺらいヘッドホンで細かい音符全てに注意を払いながら操作しますが、XWSファイルをMIDIファイルに変換すると、細かい音符(トレモロ)が途切れたり、高音が耳につくようになる問題点があるようです(昔のソフトを使っているので、今売っているソフトでは解決済みかも知れませんが)。そこでMIDIファイルを再現して聴くだけの時は、高音を吸収する深々とした耳あてのあるヘッドホンが好適のようです。今週末から1週間海外に行く予定ですが、今週中には最後の第2楽章の楽譜(PDF)もアップロードできると思います。第2楽章の中間部は、初めて変ロ短調指定で4度の和声を多用してみました。最初はドビュッシー風に5度を使ってみようと思いましたが、うまくゆかず、4度だとうまくいくようなので、これで行くことにしました。

宅孝二のピアノ曲

宅孝二(1904-1983)のピアノ曲を阿部緋沙子さんの演奏で1曲聞いたことがある。小曲ではあるが、とてもチャーミングで叙情性に溢れた曲だと記憶している。今、日本の作曲家の系譜を振り替える際に、宅孝二の名が挙げられるのは稀だ。民族的・土俗的でないところが日本的でないといういわれのない批判というのか無視とかに作用しているのかも知れない。数少ない音源の中から、私は宅孝二の作品を探求していきたい。

東欧の小説を訳しながら

まだ、現地での契約が完了していないので、詳しくは書けないのですが、480ページもある現代小説の大著を日本語に翻訳中。まず、前編285ページまでを2020年秋に刊行予定です。長年にわたって培ってきた、チェコ語ポーランド語の翻訳技法を用いて、また近年急発達してWEBサーチ活用の真偽判定で、完璧な翻訳が可能だとは思っていますが、なにしろ分量が並大抵でない。朝から夜遅くまで翻訳に集中する毎日。そのため、作曲のほうは、ピアノソナタ第3楽章(ソナタ形式のフィナーレ)は、冒頭の数小節を書いたまま、活動が止まっています。

守った本 オペレッタかミュージカルの構想 自宅リフォーム中の狭い仮机から

今、自宅リフォームと、サイト引っ越し(YAHOO Geocitiesから さくらインターネットサーバーへ)に追われています。
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リフォームのため、多くの本を捨てました。残った本は、今後の生活の中で研究課題の参照本として残しておきたい本として精選されたものになります。この写真の本3冊はその中のほんの一例です。

また、Yahoo Geocitiesの無料ウェブサイトサービスが3月末に完了するのに伴い、収録コンテンツを「さくらインターネット」のサーバーに移す作業も行っています。進捗度は7~8割といったところです。

上記2ページがGeocitiesの既存2サイトのホームページを移行して作成した新しいホームページです。「美しい建築」のペーパーモデルの移行はこれからで、日記(主に2000年4月~2011年)は既に移行しました。その中にあるMIDI2つは、

(2007年3月9日  チェコセンター(広尾)を訪問直後に脳裏を横切ったメロディーを忘れないように頭の中で反復し、港区散歩の予定を変更して急遽帰宅して記譜しました。そのためhirooという曲名です)
(2009年8月15日  武蔵小杉近辺を歩いていて浮かんだテーマ。その頃、初訪問した韓国(ソウル、スウォン)の印象も混合して)

手前味噌ですが捨てがたい曲と思え、色々考えた結果、詞をつけてオペレッタかミュージカルに仕上げることとしました。既存の詩・詞に曲をつけるよりも、既存の曲に詞をつけることのほうが(作曲者にとって)ずっと容易な作業であり、実際ロッシーニは、リブレット作家に対して、既に作曲した音楽に合わせて歌詞をつけることを命じていたそうです。
この2曲に加えて、私が作曲した「金管6重奏曲」や「交響曲第1番」からも色々な音楽・メロディーを引用して、ミュージカルかオペレッタにしようと、思っています。コルンゴールドは、最初に劇音楽・映画音楽を作り、それらの中から引用した主題を使って純音楽作品(交響曲、チェロ協奏曲などなど)を作曲しましたが、私の場合は逆になるわけです。
今後作っていきたいコンテンツは、従いまして、下記の4つの並行作業となるはずです。
1.本の執筆(北欧、バルト海沿岸地域の歴史文化をテーマとするつもり)。執筆完了後に自費出版
2.ピアノソナタ 第2楽章は既に作っていて、残りの2つの楽章
3.交響曲第2番 (表題交響曲とするつもり)
4.既に作曲済み楽曲から引用したテーマを使って、オペレッタかミュージカル



ピアノ3連曲の第2楽章 Les belles villes

Bernard Iberlekeu 伊部瑠玖 Tezzler 作として作曲を続けています。初めてのピアノ独奏曲として、3連の曲の第2楽章を作りました。演奏時間1分40秒くらいで、これから作る他の2つの楽章の出来が良ければ、ピアノソナタという作品名にするつもり。
この第2楽章には、Les belles villes (美しい街々)という表題をつけました。私の住んでいる街(神奈川県、川崎市中原区)を散歩しているときに見かけた光景と、私の脳裏に浮かぶ世界の美しい街々のイメージを曲にをしました。今のところ、MIDファイルのリンク先(Androidスマホでクリックすれば、即座に再生用のアイコンが表示されます)のみをこのBLOGページに表示しておきますが、近日中に楽譜のPDFのリンク先を追加するつもりです。交響曲第1番を紹介するページにはイメージ画像(アイスランドレイキャビクの遊歩道から眺めた光景)をつけました。このピアノ曲第2楽章の画像として、以下のように中原区を見下ろした画像をつけました。曲の出来にはほぼ満足していますが、写真のほうは、イメージ通りとは思えず、満足していません。後日差し替えることになると思います。
 
なお、この1分40秒の曲の調性は、主にへ短調で、途中、イ短調に転調する箇所が2か所あります。この曲を作る前に新ピアノ曲の主題をいくつか考えだしましたが、その後、破棄しました。きょうアップロードした完成版(といっても、今後若干の手直しの可能性もあります)の作曲にあったては、頭に新主題を思い浮かべず、「これまでへ短調の曲を作ったことがないのでへ短調で作ってみよう」と、方針を決め、最初の3音を適当にF-F-C-Dflat としました。こうして偶然にまかせて与えられた動機を変奏・発展させて曲にしました。主題を自分で考えるよりも、与えられた主題を変奏して発展させていくことのほうが、自分が音楽にしたいと思っていたイメージを現実の曲にするための容易な道なのかも知れません。ベートーヴェンにもディアベッリの主題による変奏曲という名曲もあることですし。
MIDファイルの再生のためのリンクは以下です。
(2022.1.12 追記) MP3ファイルの再生のためのリンクは以下です。
(2018.10.7 追記) 楽譜へのリンクは以下です。
 
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